プレマリン0.625mg服用の効果とリスク
記事を書くにあたって、プレマリン事情を検索してみたところ、10年前とはかなり事情が変わっていたことに驚きました。
副作用について
プレマリン止めてもう8年。
SRS前までは結構な量飲んでました。
SRSを受けるにあたり、1カ月の服用中止が課せられました。
(術後1カ月も服用中止)
プレマリンを服用していると血が止まりにくくなるとのこと。
当時はその1カ月服用中止が怖かったです。
「おっぱいなくならないかな?」
「男っぽくならないかな?」
「せっかく変化したのに元にもどってしまわないかな?」
当時は
情報が全くなかったので、不安ばかりでした。
MtF必須のプレマリン
副作用はおっぱいが大きくなってしまうことだけではないんです。
そのほかに、ホルモン剤は肝臓で分解されるので、肝臓に負担がかかる事から、飲酒は避ける様にとの注意があります。
毎日お酒を飲んでいるのと同じ負担が肝臓にかかっていて、そこへアルコールを追加すると身体への負担が大きすぎるとのことです。
私はもともとお酒を飲まないので、お酒を控える行為に関しては全く問題なかったですが、お酒好きな方には苦行だと思います。
副作用の実例
おっぱいが大きくなる=脂肪がつく(太る)
以外の副作用として
血栓症があります。
詳しくはこちら
実は、これらの副作用例は女性が服用した場合の副作用であって、男性が服用した場合どのような副作用が起こるかはほとんどわかっていないのです。
そもそも、男性が服用した場合の臨床研究はまだ検証段階で、そのサンプル数も少ないため
実際は何が起こるかわからないのです。
しかも、日本では処方箋が必要な薬類なので、効果が強い分、副作用の危険も大きいのです。
適正量
どれだけ服用すれば効果があるか?
意図しない副作用が出ない量は?
個人で安全な分量を知るには?
これらは実質不可能です。
男性が女性ホルモンを投与する場合、投与前のホルモン量を検査する必要があります。
投与の前後でどれだけの変化があるかを詳細に記録しながら、人それぞれの投与量を算出しなければならないのです。
もし安全に服用するなら、服用前にホルモン量の検査を受ける必要があり、その後も定期的に通院して検査しなければなりません。
しかし、女性ホルモンが必要な保険適用の病気でない場合は実費です。
100%の薬価代と問診代がかかります。
保険適用で行うなら、まずはGIDであることの診断結果と、治療の必要性が必要です。
プレマリンを服用するには
本来なら、診断を受けて、認定をもらい処方してもらうのが一番安全だし、安いです。
しかし、都会なら専門医の数も多く、対応してもらえる病院もたくさんあるけど、地方はそういうわけにはいかないです。
そもそも精神科が無くて、遠方まで通う必要もあったりで、安くつくはずの医師の処方が交通費によって高額になることもあります。
安全第一ならお金の問題でもないですけど、一刻も早く女性になりたい、女性の体を維持したいという気持ちが勝った場合は、通販や個人輸入に頼らざるを得ないです。
私は地方都市に住んでいました。
政令指定都市であっても10年も前なので専門医がいませんでした。
個人輸入は現地価格の3倍程度のお値段でした。
経費と利益確保がかかる訳だし、他の入手手段がなかったのでしかたがないことだと思って購入していました。
私が10年前に個人輸入で服用していたのが0.625mgで1錠100円前後でした。
現在は0.625mgがなんと1錠で約15円で入手可能になってます!
なんでこんなに安いの??と思ったら
ジェネリックでした。
良い時代だなぁ・・・・
専門医問題
10年経った今でも専門医がまだまだ少ないです。
ぶっちゃけ、専門医より私の方が絶対詳しい。
当事者が一番事情を知っているわけだし、体験しているから、医者より説得力あると思う。
でも、医学の基礎知識はないし、責任もとれないから診断できないけどね。
現状専門医でなくても、精神科の先生で十分。
ガイドラインがあるから、それに沿って診断するだけですから。
さいごに
プレマリン服用に関して全て自己責任で、副作用は未知数で、危険を承知してください。
絶対安全はありません。
しかし、身体の変化はめちゃっくちゃ嬉しいです。
効果も副作用も個人差が大きいので、他の人と比較せず、自分自身をみつめて冷静に判断してください。
個人的には医師の指導の元、正規ルートで治療として処方してもらうことをお勧めします。